近年、医療・介護の公的データの拡充が進んでいます。代表的なものに、医療のレセプトデータ等を格納したNDB(ナショナルデータベース)と介護のレセプトデータ等を格納した介護DB(介護データベース)があります。日本のほぼ全ての住民をカバーする圧倒的な規模のデータです。しかし、これらが有効に活用されているかというと、大きな疑問符がつきます。実証研究を行う研究者の観点からは、現状、データ利用の手続きのコストが大きいことに加えて、政策に有効な分析を行うのが難しいという問題があります。
具体的に、なぜデータの活用が難しく、また、データがあればどんな分析ができるのでしょうか。先日、社会保障改革を進める国会議員の方々に、「医療・介護データ活用の課題」について、改善(案)を含めてお話しさせていただきました。ご参考にその時のスライドを共有します。日本の公的データは、潜在的には極めて強力なデータであり、政策への有効活用が強く期待されます。
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